tips008

形と見せ方①
— Loft がねじれる時

Surface ▸ Freeform ▸ Loft

Loft は、並べた曲線に面を張るコンポーネント。
始点どうしを結んで張るので、始点の位置がそろっていないと面がねじれる

何をつなぐか

  • 面を張りたい曲線を、順に Loft の C(Curves)につなぐ。
    図では高さの違う2本(下が z=0、上が z=60)をつないでいる
  • 向きをそろえるときは、曲線と C の間に Flip Curve(曲線の向きを反転させるコンポーネント)を1つ入れる
上(オレンジ)が①のそのまま、下(青)が②の Flip Curve 経由。赤い点は2本の曲線の始点。2つの Rhino 画面は同じ画角・同じ縮尺。クリックで拡大。

① そのままつなぐ

  • 向きが反対の2本(図では上の曲線だけが反対向き)を、そのまま C につなぐ(図の①・オレンジの枠)

Beforeそのまま

上の曲線の始点{100, 0, 60}
下の曲線の始点{0, 0, 0}
できた面の面積4986.558287
警告・エラー0件

2本の始点が x=100 の端と x=0 の端に分かれているので、面が途中で交わってねじれる。
それでも Loft は面を返し、警告もエラーも出さない。

② Flip Curve を挟む

  • 上の曲線と C の間に Flip Curve を1つ入れる(図の②・青い枠)

AfterFlip Curve 経由

上の曲線の始点{0, 0, 60}
下の曲線の始点{0, 0, 0}
できた面の面積6611.889878
警告・エラー0件

始点が同じ側にそろい、ねじれが消える。
曲線そのものは動いていない(長さは前後とも 102.645691)。

つなぐ順を変えても直らない

  • C につなぐ順を上下入れ替えても、面積は 4986.558287 のまま変わらない。
    ねじれを決めているのは順番ではなく、それぞれの曲線の向き

向きの確かめ方

  • 曲線を End Points(Curve ▸ Analysis)につないで、S(Start=始点)を Panel で見る。
    図の左では {100, 0, 60}{0, 0, 0} が並び、2本の始点が反対の端にあると読める
  • Flip Curve を通したあとにもう一度 S を見れば、そろったかどうかが数値で分かる。
    図では {100, 0, 60}{0, 0, 60} になる

使いどころ

  • Rhino で描いた曲線を読み込んで面を張るとき。
    描いた向きはばらばらなので、つなぐ前に始点を見る
  • 断面を何本も並べて面を張るとき。
    1本でも向きが違うと、そこだけがねじれる
  • 面積が思ったより小さいとき。
    ねじれた面は途中で交わるぶん、図では 4986.5582876611.889878 の差が出る

注意

ねじれても、コンポーネントは赤にもオレンジにもならない。
図の①の Loft は警告もエラーも出さずに面を返すので、形を見るまで気づけない。
閉じた曲線どうしでは、始点にあたるシーム(縫い目)の位置がずれていると同じようにねじれる。
この場合は Flip Curve ではなく、シームの位置をそろえて直す。

閉じた曲線のシームをそろえる Seam は、別の tips で扱う。

#ジオメトリ