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2026.05.12 / Topic 02

02
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Multipipeダイアグリッドのトリムエッジを滑らかに縁取るTips

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Multipipeダイアグリッドのトリムエッジを滑らかに縁取るTips

─── 詳細記事

はじめに: 複雑な形状のエッジ処理の悩み

RhinoでMultipipeを使って複雑なダイアグリッド形状を作成した際、その境界部分をどのように処理するかは初心者が直面しやすい課題です。特に、トリミングされたサーフェスから作られた形状の場合、通常のPipeコマンドだけでは既存の形状と滑らかにブレンドせず、不自然なエッジになってしまいがちです。この記事では、Grasshopperを使って、このようなダイアグリッドのトリムエッジを美しく、かつ簡単に縁取る方法をご紹介します。

境界カーブの正確な抽出: Brep Edgesの活用

まず、エッジを縁取りたい元の形状(Multipipeで作成されたソリッド、またはその基となるBrep)をGrasshopperに取り込みます。この形状がトリミングされたサーフェスから生成されている場合、その境界線はBrep Edgesコンポーネントを使って正確に抽出できます。

Brep Edgesコンポーネントに元のBrepを接続すると、そのアウトプットから「Naked Edges」(裸のエッジ、つまり境界線)として、目的のカーブが取得できます。このカーブは、後続の処理でエッジのボーダーを作成するための重要な基盤となります。

滑らかなエッジボーダーの作成とブレンド

抽出した境界カーブに対して、単にPipeコンポーネントを適用するだけでは、既存の形状との接続がぎこちなく見えることがあります。より滑らかなエッジを作成し、既存の形状と自然にブレンドさせるためには、いくつかの工夫が必要です。

一つの方法は、抽出したカーブをオフセットしたり、Pipeの半径を調整したりして、元の形状との間にわずかな隙間を作り、その隙間をBlendSrfFilletSrfといったサーフェスブレンドコンポーネントで埋める手法です。これにより、より有機的で滑らかな接続が実現できます。

あるいは、Pipeで作成したボーダーと既存のMultipipe形状をSolid Unionで結合した後、RhinoのFilletEdgeコマンド(Grasshopperでこれに相当する操作は複雑になるため、最終調整はRhino上で行うのも有効です)を使って、結合部分に丸みを持たせることも効果的です。特に「smooth and round」な見た目を求める場合は、この後処理が重要になります。

重要なのは、境界カーブに沿って作成するパイプの直径や形状を、元のMultipipeの太さや丸みに合わせて調整し、視覚的な連続性を持たせることです。

まとめ: 美しいディテールでデザインを向上

このテクニックを習得することで、Rhino/Grasshopperで作成する建築やプロダクトデザインにおいて、より洗練されたディテール表現が可能になります。Brep Edgesで境界線を抽出し、その特性を理解した上でPipeやブレンド機能を組み合わせることで、複雑な形状のエッジも美しく仕上げることができます。ぜひ、ご自身のデザインで試してみてください。

─── 要約

Rhino/Grasshopper初心者向けに、**Multipipe**で作成した複雑なダイアグリッド形状のトリムエッジを、既存の形状と美しくブレンドさせながら縁取る方法を解説します。**Brep Edges**で境界線を抽出し、それを元にパイプ状のボーダーを作成し、滑らかに結合するテクニックを学びたい建築・デザイン学生やモデラーに役立ちます。