ダイヤグリッド・ファサードとは
ダイアグリッド(対角格子)は、構造とデザインを同時に担う高層建築の定番手法。菱形を連ねたファサードはハーストタワーなどで知られる。DCO Parametricのフル尺チュートリアルは、このダイヤモンド・エンベロープをGrasshopperでゼロから組む工程を追える。
ベースエンベロープをつくる
まずタワーの外皮となる曲面を用意する。
- Loft で平面プロファイルを積層し、ねじれや絞りのあるタワー形状をつくる
- Divide Surface で外皮をUV方向に格子分割し、パネルの基準点を得る
ダイヤモンドパターンを展開
格子点から菱形のグリッドを生成する。
- Lunchbox の Diamond Panels を使えば、サーフェスを一発で菱形パネルに分割できる
- 分割数のスライダーで、菱形の細かさ=ファサードの密度を調整する
部材に厚みを与える
線のままでは図面に過ぎない。立体化して建築部材にする。
- 各菱形のエッジを Offset し、枠(マリオン)の幅を与える
- Extrude で奥行きを出し、ガラス面と方立てを分けてモデル化する
応用
このスクリプトは高層ファサードやエンベロープ設計にそのまま使える。Attractor を組み込めば、日射の強い面だけ開口を絞る、眺望面のパネルを開く、といった環境応答も実装できる。
