Rhino/Grasshopperユーザーの皆さん、待望のOpenNest新バージョンがリリースされました!今回のアップデートでは、コア部分がC++で完全に書き直され、ネスト計算の速度と効率が飛躍的に向上しています。製造業における材料利用の最適化や、複雑なデザインの効率的な配置に不可欠なこのツールが、さらに強力になりました。

新世代OpenNestの登場

「OpenNest」は、2Dポリゴンネストの強力なソリューションとしてRhino/Grasshopperコミュニティで広く知られています。今回の新リリースでは、特にC++で再構築された新しいネストエンジンが最大の目玉です。これにより、これまで以上に高速かつ高精度なネスト計算が可能になりました。また、YAKパッケージのビルドプロセスもGitHub Actionsによって自動化され、WindowsとMacの両方で安定したパッケージ提供が実現しています。

進化したコアと利用環境

新しいOpenNestは、大きく分けて3つの主要なコンポーネントで構成されています。従来のインターフェースを維持したい方向けのOpenNest 1、そしてコアが完全に書き直された新世代のOpenNest 2、さらに衝突検出に特化したOpenNestCollisionです。利用可能なインターフェースも多岐にわたり、Grasshopper 1が主要なプラットフォームであるのはもちろん、スタンドアロン版のOpenNest、実験的なGrasshopper 2、そしてPython開発者向けのScriptEditorでも利用できます。これにより、様々なワークフローに柔軟に対応できるようになっています。

2Dから3Dへ: 広がる可能性

OpenNestは主に2Dネストに特化していますが、今回のリリースでは実験的ながら3Dネスト機能も導入されました。これは、複雑な形状の部品を効率的に配置したいというニーズに応えるものです。3Dネストを利用する際は、衝突を避けるためにメッシュをわずかにスケールアップし、その後に非スケール要素を変形出力として使用することが推奨されています。これにより、より高度なネスト戦略を試すことが可能になります。

簡単なインストールと活用

OpenNestのインストールは非常に簡単です。Rhino 8をお使いの方は、パッケージマネージャー(_PackageManager)を開き、「OpenNest」と検索するだけで見つけることができます。そのままインストールするだけで、すぐに新しいネスト機能を使い始められますよ。Grasshopper 2でもGrasshopper 1と同じワークフローで利用できるため、既存のユーザーもスムーズに移行できるでしょう。また、Rhinoコマンドとして「OpenNest」も用意されており、Grasshopperを開かずに直接ネスト操作を行うことも可能です。

Python連携と今後の展望

Python開発者にとっても朗報です。OpenNestはPythonスクリプトからも利用可能で、独自のカスタムワークフローに組み込むことができます。これにより、より複雑な自動化や、特定の要件に合わせたネストソリューションの開発が容易になります。充実したドキュメントも公開されており、利用方法や機能の詳細を学ぶことができます。開発コミュニティも活発で、macOSでのUIアライメントの問題が迅速に修正されるなど、ユーザーからのフィードバックが積極的に取り入れられています。ぜひ最新のOpenNestを試して、あなたのデザインワークフローを革新してください!