Grasshopperで大規模な定義を扱う際、「Rhinoビューポートのこの形状が、どのコンポーネントから生成されているのか?」と探しまわる経験はありませんか?そんな悩みを一瞬で解決してくれる画期的なユーティリティが「GHPick」です。
GHPickとは?:逆選択で作業効率UP
GHPickは、RhinoビューポートとGrasshopperキャンバス間の「逆選択」を可能にする便利なツールです。通常、Grasshopperでコンポーネントを選択すると、Rhinoビューポートにプレビューが表示されます。しかし、GHPickを使えば、その逆の操作が可能です。Rhinoビューポートで特定のジオメトリを選択するだけで、それに対応するGrasshopperコンポーネントに直接ジャンプできます。これにより、特に複雑な定義において、コンポーネントを探す時間が大幅に短縮され、作業効率が飛躍的に向上します。
直感的な使い方:2つのアプローチ
GHPickの使い方は非常にシンプルで、主に2つの方法があります。
1. Alt+Click(Windows)またはOption+Click(macOS):Rhinoビューポート上で、Grasshopperのプレビュージオメトリを直接「Altキー(またはOptionキー)を押しながらクリック」するだけです。これにより、対応するコンポーネントがGrasshopperキャンバス上で選択・ズームされます。
2. GHPickコマンドの実行:Rhinoのコマンドラインで「GHPick」と入力してコマンドを実行し、その後、目的のジオメトリをクリックします。Macユーザーでショートカットがうまく機能しない場合は、この方法が確実です。
もし、同じ場所に複数のコンポーネントのプレビュージオメトリがある場合は、GHPickが候補リストを表示してくれます。リスト上でカーソルを合わせると、Rhinoビューポートで該当するジオメトリがハイライトされ、クリックすることで目的のコンポーネントに正確に移動できます。
対応環境と簡単な導入方法
GHPickは幅広い環境に対応しています。Rhino 8とGrasshopper 1、そして最新のRhino 9ではGrasshopper 1およびGrasshopper 2の両方で利用可能です。OSもWindowsとmacOSの両方をサポートしており、多くのユーザーが恩恵を受けられます。
導入も非常に簡単です。Rhinoを起動し、PackageManagerコマンドを実行してください。開いたウィンドウで「GHPick」と検索し、表示されたアプリをインストールするだけで準備完了です。もちろん、GHPickは無料で提供されています。
開発者からのメッセージとフィードバック
この素晴らしいツールはPedro de Azambuja Varela氏によって開発されました。これは初の一般公開リリースであり、開発者はユーザーからのフィードバック、バグ報告、そして改善提案を心から歓迎しています。あなたの声が、GHPickをさらに優れたツールへと進化させる手助けとなるでしょう。ぜひ試してみて、その使い心地を体験してみてください。
