Grasshopperでのメッシュモーフィングとは

Grasshopperで複雑な形状を変形させる際、メッシュモーフィングは非常に強力な手法です。特に、2つの参照メッシュ(MESH2とMESH3)を使って、別のメッシュ(MESH1)をその形状に合わせて変形させるという応用が考えられます。しかし、このプロセスをいかに効率的かつ正確に行うかが課題となりますね。純粋なメッシュベースのアプローチは、サーフェスベースのアプローチよりも高速であると一般的に言われています。

Sporphコンポーネントの限界

まず、ユーザーはSporphコンポーネントを使ってメッシュモーフィングを試みました。このコンポーネントは、ある程度の結果を出すことができたものの、大きな制約があります。それは、参照となるMESH2とMESH3をサーフェスに変換する必要がある点です。Sporphはメッシュデータを直接扱えないため、メッシュからサーフェスへの変換が必要となり、これが処理のオーバーヘッドを生じさせ、純粋なメッシュベースの高速処理という利点を損なってしまいます。

Mesh Cage Morphの挑戦

次に、Rhino WIP(開発版)に搭載されている新しいMesh Cage Morphコンポーネントが提案されました。これはメッシュを直接扱えるため、純粋なメッシュアプローチの期待が高まります。しかし、実際に試したユーザーからは、期待通りの結果が得られなかったというフィードバックがありました。具体的には、処理速度が非常に遅いだけでなく、生成されたモーフィングメッシュが参照メッシュの法線方向に沿って1Dスケールが0に近い値に変形してしまうという問題が発生したようです。これは、意図しない形状の歪みを生じさせることになります。

純粋メッシュアプローチの探求

このように、既存のコンポーネントではメッシュモーフィングの課題が残っています。Sporphはサーフェス変換が必要で、Mesh Cage Morphはまだパフォーマンスと精度に課題があるようです。ユーザーが求めるのは、より高速で、純粋にメッシュデータのみで完結するモーフィング手法です。メッシュ処理の高速性を最大限に活かし、複雑な形状の変形をスムーズに行えるようなアプローチが求められています。今後のGrasshopperの進化やコミュニティからの新しい知見に期待が高まりますね。