Rhino/Grasshopperのポイントアトラクターは、ランドスケープデザインに動的なグラデーション効果をもたらす強力な手法です。特定の点からの距離に応じて要素を変化させることで、手作業では難しい、連続的で魅力的なデザイン表現が可能になります。今回は、このロジックをGrasshopperで実装するTipsをご紹介します。
スクリプトの基本設定
まずRhinoでベースとなるデザイン領域を準備。Grasshopperでは、Rectangleコンポーネントで領域を定義し、Divide SurfaceやSquare Gridを使って細かな点群を作成します。これがアトラクター効果を受ける対象です。次に、アトラクターとなるPointをRhinoから参照するか、Grasshopper内で設定しましょう。
グラデーションロジック
点群とアトラクターポイント間の距離をDistanceコンポーネントで計算します。得られた距離のリストは、Remap Numbersで目的の範囲に正規化。さらにGraph Mapperを活用すれば、距離と効果の関係を線形だけでなく、S字カーブのような非線形に調整でき、表現の自由度が格段に上がります。この正規化された値を基に、Gradientコンポーネントで色やサイズのグラデーションを定義します。
ランドスケープへの応用
生成したグラデーション値を、具体的なランドスケープ要素に適用します。例えば、点群の位置に配置した樹木のScale(サイズ)やMove(高さ)をグラデーション値で調整することで、アトラクターを中心とした有機的なランドスケープが生まれます。地面の起伏表現には、MoveコンポーネントでZ方向の変位を与える手法が有効です。このパラメトリックなアプローチは、効率的かつ表現豊かなデザインワークフローを実現します。
